福田恒存は所謂「保守派知識人」で論争に一度も負けたことが無い事で有名。『私の國後教室』は、そういう福田が「他の文章は読まなくていいからこれだけは読んでくれ」と言った著作である。

【『私の國後教室』の書評】
http://homepage3.nifty.com/okadash/fukuda.html


他には  http://www.asahi-net.or.jp/~dn8k-tkm/kobayasi.html

余談ながら小林秀雄ポール・ヴァレリーの散文を褒めてましたね。フランス語が堪能でアルチュール・ランボーの詩集を訳していますから。『ヴァレリー全集』(筑摩書房)を揃えるのには本当に苦労しました。でも今は『ヴァレリー・セレクション』(平凡社ライブラリー)が上下巻で出版されています。
もともと小林はベルクソンと同様にドイツ哲学をフランス哲学経由で摂取している気がある。多分アラン経由であろうと思われる。『アラン著作集』を集めるのも苦労しました。

【おまけ】近代日本思想用語集
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/3776/j_thought.html